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ソリスト-1 [オーケストラ]

オーケストラにいたお陰で数多くのソリストに出会うことができました。
数え切れないほどのソリストと共演させてもらいました、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、ピアノ、フルート、クラリネット、トランペット、声楽家ホントにいろいろなジャンルのソリストに出会いました。
皆一流の人たちですから多くのことを学びました。
なんといっても圧倒的に多いのはピアノ、ヴァイオリンです。
自分にとって忘れられないひとはシェリングです。この人のバッハの無伴奏ソナタ、パルティータは学生時代にバイブルとして耳にタコが出来るくらい聴いてきました。
そんなマエストロと共演できるなんてオケマン冥利に尽きると思いました
1964年の定期演奏会で、バッハのコンチェルトNo2,とシベリウスのコンチェルトを演奏してくれました。
どちらもすき透るような音色で伴奏しながら聞きほれていました。
そして、アンコールでバッハの無伴奏ソナタ1番からアダジオ演奏してくれました。
レコード(CDではありません)でさんざん聴いてた曲なのでよくその演奏は音が無限に伸びていくという
感じを受けてました。それじゃ実際生で聴いたらどうなんだろうと固唾をのんで耳を傾けてたら聞こえて
くる音が全くレコードと同じでした。
あれにはびっくりしました。レコーディングとホールでは全然条件が違うわけですから、レコードの様な
響きは期待できないかなと思ってたのですが、レコード以上の澄んだ響きで魅了されました。
その後もいろいろなソリスト、CDなんかで聞きますが私にとってはシェリングのバッハが最高ですね。

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